花があるだけで部屋が明るくなります。切花を長持ちさせる秘訣はやはり『水切り』が基本ですが、他にも方法があります。
花の茎の切り口をガスなどの火で黒く焼きます。炭化させることで茎を腐りにくくし、水揚げをよくします。バラなどに最適です。
かん冷ましなどの日本酒に切り口をしばらくつけてから、生けます。笹や竹などの葉の巻き易いものには、霧吹きで葉に酒をかけておいたりもします。
温度が高くなると、それだけ雑菌も増えやすく、茎の傷みも早くなります。氷をいれて水を冷たくしておくと花がイキイキしてきます。
焼きミョウバンを切り口にこすりつけてから、水に入れると良く水揚げをします。
花ビンの水に消毒用アルコールをたらしておくと、水の雑菌の繁殖が抑えられて、切り花が長持ちします。アルコールのかわりに漂白剤を1〜2滴入れておくのも同じ働きがあり、特に夏は水のいやなニオイをおさえるのに効果的です。
このように切り花を長持ちさせるコツは、花剤によってもさまざまな方法がありますが、やはり第一は『花びんの水をできるだけまめに取り替えること』です。
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