■砂糖を科学  (2003/8/29)

 

 

 

 

 

 

 

「砂糖=太る」というイメージは強く、現代人は砂糖をあまり重要視してませんが、実は砂糖は私たちの生活に欠かせない食品ですし、身体と心になくてはならない食品なのです。そこで、今回は「砂糖を科学」してみましょう。

@ 砂糖は太らない

10gの砂糖を食べるのも、10gの米やソバを食べるのも、カロリーとしてみれば同じことです。砂糖だから特に太るということはありません。むしろ英国のデータでは、同じカロリーなら砂糖摂取比率の高い人が、低い人よりも肥満では低いと言う結果が出ているくらいなのです。

A 砂糖は脳のごはん

脳の重さは体重の約2%にあたります。重さではたった2%ですが、1日に必要な全エネルギーの20%にあたる約500Kcalを脳は消費しています。脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖で、1日に約120gのブドウ糖を必要としています。血糖値が正常の80%以下に下がると意識がなくなり、50%以下になれば命にもかかわり、脳へのブドウ糖の供給が3分間ストップしたら脳の活動は停止すると言われるほどブドウ糖は重要なものです。
さて、そのブドウ糖は、お米やパンなどデンプンのほか、いろいろな糖質を分解して作られますが、その中でも砂糖は、ブドウ糖と果糖が結合した二糖類ですから、すばやく分解されてブドウ糖になります。食べてからブドウ糖として脳にエネルギーを送り込むことの出来る食品ですから、まさに即効性のある「脳のごはん」と言えるものなのです。

B 脳の老化防止

海外の研究で、ブドウ糖の摂取が高齢者の記憶力を向上させるという報告があります。脳のブドウ糖を送り込み砂糖は老化防止にも役立つと言えます。

 

 

 

 

 

 

 


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