紫外線は、波長の長い方からA波(UV-A)、B波(UV-B)、C波(UV-C)の3種類に分けられます。
●A波 → 雲や窓ガラスを透過して、肌の奥まで届き皮ふが黒くなるので「サンタン」と呼ばれます。地上に届く紫外線の大部分は、このA波です。
●B波 → わずかしか地上に届きませんが、皮ふに強く作用し「サンバーン」と呼ばれ赤くなってヒリヒリしてきます。ひどくなると水ぶくれを生じることも。わずかしか届かないと書きましたがオゾン層の破壊が進むにつれて増えてくるのが現状です。
●C波 → 更に有害な紫外線ですが、地上に届くことはないとされてきました。しかしこれもオゾン層が壊れかけて心配されています。
紫外線ってホントにこわいのです 紫外線と言えば、黒くなるシミやシワの原因など美容面ばかりが注目されていますが、健康面にもいろいろ影響はあるのです。
@ 皮ふガンの増加
オゾン層が1%減少すると紫外線は2%増加しその結果、皮ふガンは3%増えると言われています。特に5才以下の子どもへの影響は大きいとされていますので、子どもが炎天下で遊ぶときは熱中症だけでなく、日焼け対策も考えてあげてください。
A 眼への影響
白内障や黄斑変性は紫外線の影響が大きいとされています。紫外線の強い所(特に海や山)ではサングラスを装着しましょう。又、紫外線からも目を守る色素ルテイン緑黄色野菜(ブロッコリー、ほうれん草、人参)に含まれています。積極的に食べましょう。
B 免疫力の低下
“夏に肌を焼いておくと、冬に風邪をひかない”と昔言われていましたがこれは間違い!! 皮ふに、紫外線を浴びると皮ふにおける免疫の主役であるランゲルハウス細胞を痛めてしまい免疫力の低下につながる事がわかっています。疲れやすくもなってしまいます。
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