花があるだけで、部屋の中が生き生きするものです。 花のいのちは短いけれど、少しでも長く切り花を長持ちさせる秘けつは、やはり「水切り」が基本ですが、ほかにも方法がありますのでご紹介しましょう。
@ 根焼き
花の茎の切り口をガスなどの火で黒く焼きます。 炭化させることで、茎を腐りにくくし、水揚げをよくするわけです。 バラなどに最適です。
A 焼きミョウバンをつける
切り口に焼きミョウバンをこすりつけてから、水に入れると、よく水揚げします。
B 酒につける
かん冷ましなどの日本酒を利用して、花の切り口をしばらく酒につけてから活けます。
葉の巻きやすい笹や竹などは、葉に霧吹きで酒をかけておいたりもします。
C 水にアルコールを入れる
花びんの水に消毒用アルコールをたらしておくと、水の雑菌の繁殖をおさえられて、切り花が長持ちします。 アルコールのかわりに漂白剤を1〜2滴入れておくのも同様の働きがあります。 特に夏は、水のいやなにおいもおさえるので効果的です。
D 水に砂糖を入れる
砂糖は切り花に栄養を補給して長持ちさせます。 砂糖はグラニュー糖が最適で、スプーン1杯を花びんの水に、よくかき混ぜて溶かしてから花を活けます。
※このように切り花を長持ちさせる方法は、いろいろありますが、やはり花びんの水をまめに取り替えることが大切です。
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