108号2000年 10月号 の記事から

■生活習慣病て何かな? 

く、新聞や雑誌に載ってる生活習慣病とは、毎日の食生活や普段の生活が原因で起きてしまう現代病の事です。例えば、糖尿病・高血圧・高コレステロール血漿などが代表的な症状です。生活習慣病になりたくないと、だれもが願っています。しかし、絶対にならない事はほとんど不可能と言われています。生活習慣病を上手にコントロールする事が大切ですね。

最近増えているのが、動脈硬化と、糖尿病です。どちらも、知らない内に進んでいるのが特徴です。日本人は、戦前まではそのような生活習慣病はありませんでした。やはり、戦後、食生活が大きく変わり、毎日の運動量が減り、ストレスが増えるなどの生活の変化が、今の生活習慣病を深刻化しているのでしょう。

@血圧は、どれ位がいいのでしょう?

今までは、最高血圧が160以下、最低血圧が90以下が安全とされてました。でも、最近では、上が130以下、下が85以下を維持しましょうと変わってきました。血圧を上げる原因の一つが、動脈硬化です。血圧が上がると動脈硬化が進む悪循環となる訳です。血圧を上げるもう一つの原因が、肥満です。特に皮下脂肪が増える肥満よりも、肝臓などに脂肪がついてしまう内臓肥満が問題です。身長と体重だけでは、内臓肥満は解りません。二十歳頃より、ウエストが十センチ以上増えている方は、内臓肥満の可能性があります。健康で長生きするには、正しいダイエットが必要ですね。ウエストが5センチしまる事は、どんな血圧を下げるお薬よりも効果があるかもしれません。

現在、モディファーストと言うダイエット食品のモニターを募集しています。この方法は、全国の病院で入院しながらダイエットする際に使われる食品で、身体に必要な栄養素はすべて含まれ、カロリーだけが1食160キロカロリーと抑えてある理想のダイエット食品です。ご希望の方に2日分をお試し頂いてます。

Aコレステロール値は、どれ位がいいの?

コレステロールは、肝臓で作られ、分解される大切な脂質です。血液中にも風船のように浮かんでいます。その大きさや密度によって4つのグループに分かれます。よく善玉と悪玉と言われますが、大きさが大きくて軽いコレステロールは、血管を詰まらせたり、動脈硬化を進めてしまう悪玉です。逆に、小さくて重いコレステロールは、血管の内部をお掃除する働きもあり、善玉の働きをします。一般の検査で出てくるコレステロール値は、善玉と悪玉合計の総コレルテロールです。基準値は、120〜220mg/dlです。このコレステロール値が高くなるほど、狭心症などの心臓病は増えてきます。200以下になると、今度は感染症などの病気が増えてきます。高すぎても、低すぎても困りますね。

適度なコレステロールを維持するために、食物繊維が見直されています。野菜はもちろん、海藻類や豆類、きのこなどにも繊維はたっぷりです。毎日のお通じが、バナナ1本分位の大きさが出ていれば、いいですね。野菜などが苦手の方には、みそ汁に溶かしてしまう無色で味のない食物繊維が好評です。野菜が嫌いな子供さんにもぴったりです。また、最近では、トローチの様になめたり噛んだりする繊維も出ています。

また、体力に合わせた運動も大切です。スポーツの秋に、ウォーキングはいかがですか。早足で、20分位休まず続けると効果的です。初めは面倒でも、習慣にしてしまえば、毎日歩かないと物足りなくなるものです。良い習慣を身に付けると、生活習慣病ともお別れですね。

 

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