116号2001年 5月号 の記事から

■新県立中央病院オープン! 

月1日より、新しい県立中央病院が山形市北部にオープンします。最新式の検査機器や、救急の患者さんに休みなく対応できる体制になっています。
今度の新しい病院のシステムをいくつかご紹介しましょう。

まず、広い駐車場です。今までは、駐車場に入るまで長い渋滞が出来ていました。町の真ん中の立地では致し方ない状況でしたね。新しい病院では、スムーズに車は流れます。

次に、待ち時間の短縮です。今までは、診察の待ち時間、会計の待ち時間、処方せんが出るまでの待ち時間と、ほんとうに辛い時間でした。今度は、オーダリングシステムと言うコンピューター管理ですので、とても合理的になります。
具体的に、予約をしている方は、中央玄関を入ってすぐのところに、再来受付機がありますので、それに、新しくなった診察券を入れます。その後は、内科や眼科などの外来受付に向かいます。名前を呼ばれて診察が終わると、医師から直接、処方せんが渡されます。

後は、会計ですね。今までは、会計で待たされましたが、今度は、診察が終わるとすでに会計は出来ていますので、1階ロビーにある、自動支払い機に向かいます。それに、診察券を入れると、すぐに金額が出ますので、自動販売機の要領でお金を入れるだけで終了です。あとは、その隣りにあるファックスコーナーで、処方せんを、あなたの『かかりつけ薬局』に送ってください。

以上が、病院内での流れです。とても便利で合理的になりますね。コンピュータなどの最新機器が役立っている訳です。でも、機械にも弱点があります。それは、機械を動かすのは人間と言う事です。人間は勘違いやミスを、少ない確率ですが必ず起こします。もし、機械に入れる時にうっかり間違うと、とんでもない事が起きる事があります。

例えば、処方せんに書いてあるお薬の名前は、似たような名前のお薬の中から選びます。本当は、アダラートと言うお薬が出るはずだったのが、1行上のお薬でアタラックスと言うお薬が出てしまった、などと言う事が、起きる可能性があります。これは、実際に起きた例ですが、血圧のお薬のはずが、鼻水の薬が処方されてしまったなどという事が起きる可能性があります。

も、大丈夫です。あなたの『かかりつけ薬局』では、今までのお薬の記録(薬歴)が整理されていますので、今までと違う系統のお薬が処方されても、すぐにチェックできます。したがって、病院の場所が変わっても、調剤してもらう薬局は、今までの『かかりつけ薬局』が、一番安心です。

また、町の開業医さんに通院している方も、お医者さんごとに違う薬局に処方せんをもっていっても、チェックが難しくなります。どこの病院、医院に通院していても、処方せんを持って行く薬局は、一つに決めておく事が賢明です。

 

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あしかが薬局
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薬剤師 高橋善三 高橋美和

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