120号2001年 9月号 の記事から

■最近のお薬の飲み合わせ記事より 

月17日の新聞に、外国での報告ですが、高脂血症の薬でセリバスタチンと言う薬が、ゲムフィブロジルといっしょに服用したことで、副作用が相次いだと報道されました。

セリバスタチンは、コレステロールの高い人に広く使われており、とても効果的で安全なお薬です。しかし、日本では発売されてませんが、ゲムフィブロジルといっしょに飲んだことによって、筋肉が痛くなったり、尿が赤くなり腎臓の障害が起きてしまう例が起きてしまいました。セリバスタチンは日本では、1日0.15mgの少ない服用量で効果があるので副作用も少ないのですが、欧米ではその二倍から三倍の量で治療してますので副作用も出やすいようです。

このように、飲み合わせによって思いがけない副作用が起きてしまう事例があります。これらを未然に防ぐために薬局では、お薬の記録(薬歴)を付けています。処方せんを薬局に持っていくと、そのお薬の内容はもちろん、その時のお客様のお体の様子も記録してます。
したがって、『筋肉が痛い、身体がだるい』など全然関係ないと思われることでもお話してもらうことが、副作用を未然に防ぐ事につながります。もちろん、処方せん以外で飲んでいるお薬も遠慮しないでお話してくださると、より安全です。

また、当薬局では、『お薬手帳』を差し上げています。このお薬手帳に現在飲んでいるお薬をみんな書いておくと、飲み合わせもすぐに発見できるし、お身体の日記になります。お薬の名前が解らない時や記入するのが面倒な時は、お気軽にお声をかけてください。

の機関である厚生労働省の医薬局では、医薬品の安全性などに協力してくれる医療機関には、インターネットの電子メールで、最新の情報を定期的に送ってくれます。また、緊急を要する情報はその都度送られます。したがって、長年同じお薬でも、そのお薬に関する情報は常に新しい情報が入っています。ちょっと気になる事を気軽に聞ける町の薬局が、『あなたのかかりつけ薬局』です。

どうぞお気軽にお声をかけてください。最新の情報で答えします。

 

 

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あしかが薬局
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薬剤師 高橋善三 高橋美和

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