140号2003年 5月号 の記事から

■サラリーマン3割、でも安くなる方も

 月1日より、サラリーマンの方が医療機関を利用した場合の負担額が、2割から3割に変更となりました。これによって、国民健康保険の方や、サラリーマンの家族の方と同じ3割となった訳です。
  単純に考えると、今までの負担額の5割増しの料金となると考えてしまいますが、薬局での負担額は、むしろ減る方もおられます。その理由は、4月1日より、薬剤一部負担金というお薬にかかっていた税金がなくなったからです。この税金は、お薬の種類が2種類以上飲んでる方に加算された税金で、1日30円から最高で100円の税金となっていました。つまり、1ヶ月で3千円くらいの税金となっていた方もおられました。
  この4月からその税金がなくなりましたので、いままで3割負担だった方は、その税金分だけ安くなります。また、2割だった方は、高くなる方と安くなる方がおられます。ご自分の負担額はどうなるのか、お気軽に薬局へお問い合わせください。

 本は今後ますます高齢化社会が進んで行きます。お年寄りになれば、身体のあちこちが痛くなったり、新たな病気が発生する事は自然な姿です。それによって医療費が上がるのは当然です。しかし、いままで、病気を防ぐ事に十分努力していた方は決して多くありません。仕事が忙しいから、ストレスが多いからと言う理由で、食べ過ぎ・寝不足・運動不足を続けてしまった事はありませんか。

 以前、長野県では一人当たりの医療費が、全国の上位でした。しかし、県民一丸となって、食事改善や運動などのサークル活動を展開する事で、今では一人当たりの医療費が全国の下位まで落ちています。無駄な医療費が節約された訳です。

 生労働省では、『健康日本21』と言うテーマで多くの提案をしています。そして、具体的な数値目標を上げています。食生活では、脂肪の1日の摂取量を全体の25%に。野菜の摂取量を350グラム以上など、とても解りやすく提案されています。次回から、解りやすく解説を載せる予定です。

 これからは、自分の身体は自分で守る、そしてより快適な毎日を送れる健康作りが必要な時代ですね。

 

 

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薬剤師 高橋善三 高橋美和

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