野菜や果物は、身体にいいと昔から言われています。では、毎日どの位食べればいいのでしょうか。重さで表すと、野菜は三百五十グラム以上、果物は、二百グラム以上になります。具体的には、コンビニのサラダならば7皿分、果物はりんご1個分になります。十分に食べてるつもりでも、毎日となると不足している方が多いのではないでしょうか。
野菜・果物をたっぷりとると、脳梗塞・心臓病・がんなどの生活習慣病が予防できます。例えば、食事中に野菜をたっぷり食べると、カロリーの取りすぎを抑え、肥満から起こる高脂血症を予防します。また野菜の中のカリウムやマグネシウムは、食塩の取りすぎによる高血圧を抑えます。そして、野菜や果物に含まれる、ビタミン類やフラボノイドは、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化の予防となります。また、水に解けない食物繊維は、大腸がんや糖尿病を予防し、水に解ける食物繊維は、高脂血症や糖尿病を予防します。
このように、野菜と果物の大切さは多くの文献で報告されています。でも、毎日の生活の中ではたっぷり食べれない方も多いですね。
仕事上、外食の多い方は、中華などの野菜たっぷりのメニューを選びましょう。また、鍋料理は野菜がたっぷりとれますね。また、お昼などは単品のメニューではなく、定食などで品数の多いお店を選びましょう。
一人暮らしの方は、生で食べられるトマト・キャベツ・ピーマンなどを毎回食べる習慣を身につけ、惣菜類を買うときは、緑黄色野菜を使った手の込んだ一品を選びましょう。