143号2003年 8月号 の記事から

■腰・肩・ひざの痛みをすっきり改善

こりや腰痛・ひざの痛みの原因は、筋肉の疲労と関節や骨の老化現象によるものの2種類に分けられます。
 中高年になると、「肩が痛くて腕が上がらない」「ひざが痛くて長く歩けない」「腰が痛くて朝起きるのが辛い」などの、関節痛に悩まされるようになります。整形外科を訪れる人の4分の3以上が、腰・ひざ・肩の痛みを訴えます。それらの原因は、慢性的な筋肉の疲労、そして、関節の老化現象なのです。

 それでは、それらの痛みを原因から治す事は出来るのでしょうか? 症状によっては、関節の老化が進み、関節軟骨がすり減って、関節が変形してしまう場合もあります。そこまで進行したら手術などの処置が必要になります。
 しかし、8割以上の方は、次のお手当てで痛みは改善します。

@ 血行の促進

血液の流れが悪いと、手足も冷えやすく、関節の隅々まで栄養も行き渡りません。少し歩くと足が痛くなり、休むとまた歩ける方は、手足の血流が悪い証拠です。血の流れを良くするには、薬用ニンジンが効果的です。

A 筋肉の強化と疲労の改善

関節を支えている筋肉が弱くなると、身体の重さが負担となり、関節の老化はどんどん進みます。お腹の周りに脂肪が付き2キロ太ると、ひざや腰には、その倍の負担がかかると言われています。筋肉の疲労を取り、筋肉の繊維を太くするには、ニンニクが効果的です。また、毎日のストレッチや筋肉トレーニングも必要です。

B 軟骨成分の補給

最近、関節のクッションとなっている軟骨の研究が進んでいます。軟骨のネバネバ成分は、プロテオグリカンと呼ばれる構造となっており、ちょうど、お部屋の障子に似ています。障子の格子にあたる部分がコラーゲンを材料とした丈夫な格子になっています。障子紙にあたるのが、コンドロイチンやグルコサミンと呼ばれるネバネバ成分です。これらの格子とネバネバ成分がしっかりしていると、十分な水分を貯めておける構造となり、関節のクッションとなります。したがって、コラーゲン・コンドロイチン・グルコサミンを補給すれば、老化した関節が潤い、痛みも軽減します。

 

 

 

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