147号2003年 12月号 の記事から

■中年臭はお腹が原因

「お父さんのトイレの後は、クサイ」なんて言われたことはありませんか。これは、腸の中の悪玉菌が増えている事が原因です。この有毒ガスは、一日に一升ビンが満タンとなる量も発生するのです。悪玉菌が増えるといろんな影響があります。
  たとえば、腸内の腐敗物質が血液まで達し、皮膚呼吸として排出され、体臭となります。「オジン臭い・オバン臭い」なんて言われる原因はお腹の中にあったのです。また、腐敗菌によって臭いガスがたまると、発癌物質となり、大腸がんや大腸ポリーブの一因となります。健康な腸の粘膜は、きれいなピンク色。そこに、腐敗物質や、臭いガスが長く滞在していると、腸の粘膜は、ゴツゴツと岩のようなガン細胞に変身してしまうのです。

 それでは、この有毒ガスを早く身体の外に排出するにはどうしたらいいでしょうか。一つは、身体をリラックスさせると腸の働きは活発となり、有毒ガスを早く追い出します。適度の運動やお風呂などは効果的です。また、食事の食べ合わせも影響します。
  例えば、肉と砂糖・肉とビールなどは、悪玉菌をたくさん発生させます。肉料理の後の甘いデザート、ビールのつまみに焼き鳥なんてメニューは最悪ですね。とても耳が痛いお父さん・お母さんもいるでしょう。でも大丈夫、悪玉菌を少なくする食べ物もあるのです。例えば、お肉といっしょに、大皿いっぱいの野菜、あるいは、デザートにリンゴを皮ごと1個食べましょう。緑黄食野菜の中のリコピンや、りんごの中の酸が繊維といっしょになって、有毒ガスの発生を抑えます。

らに、効果的な方法は、善玉菌を増やす事です。善玉が増えると、その勢いに押されて悪玉菌は勢力を失います。赤ちゃんのお腹の中は、善玉菌が優勢なのですが、年齢とともに悪玉菌が増えてしまうのです。善玉菌として有名なのが、ビフィズス菌・アシドフィルス菌・フェカリス菌などがあり、これらの菌が増えると、便は黄色っぽくなり、ニオイも気になりません。

 

 

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