148号2004年 1月号 の記事から

■病は気からは本当でした

近の免疫学の進展は目まぐるしく、新しい事が次々と解明されています。現代人に多いガンやアレルギーも免疫学の観点からしだいに明らかになってきました。

例えば、がんになる人は、突然がんが発生した訳ではなく、毎日の生活に問題があり、当然の結果としてがんが発生した事が解って来ました。つまり、とても真面目な性格で仕事もばりばりこなし、残業など当たり前の方、あるいは、ストレスが多く心の悩みがつきない方などは、常に交感神経が優位に働いています。すると、血管は収縮し血行障害となり、低体温状態となります。がん細胞は低体温の消化器や子宮などで増殖してしまいます。また、交感神経が常に興奮していると、白血球のなかの顆粒球が増加し、細菌などの外敵を攻撃するとともに、自分の身体も攻撃してしまいます。特に粘膜が攻撃されやすく、胃潰瘍・ぢ・歯槽膿漏・消化器がんなどになり易くなります。これらの病気は、毎日の生活習慣や心の持ち方で進行してしまいます。

それとは逆に、リラックスしすぎて、運動不足や甘いものばかり食べていると、副交感神経が働きすぎて、白血球の中のリンパ球が増えてしまいます。すると、免疫反応が強く出て、ぜんそくやアトピーなどのアレルギー疾患が起きてしまいます。

れらの事から、自律神経が安定すると、顆粒球とリンパ球のバランスが整い、免疫力アップとなり、多くの病気から逃れる事が出来ます。それには、ストレスと上手に付き合い、身体中の血流を良くする工夫がポイントです。下の表にあるように、食事・運動・深呼吸とだれにでも出来る事ですので、良い習慣を毎日続けましょう。

 

●がんを防ぐ5項目
 
 
  1.血行を良くする食べ物をとる
 
  • 玄米や小魚
  • 味噌などの発酵食品
  • きのこ、海藻類
  2.ストレスをためない
 
  • 何事も計画的に行くと言う思い込みを捨て、細かい事は気にしない
  • 明るく笑って、思いっきり泣いてみましょう
  3.身体を動かしましょう
 
  • 2日に1回30分以上歩く
  4.深呼吸しましょう
 
  • ゆっくり息を吐いて出尽くしたら肛門に力を入れる
  • ゆっくり息を吸い込み最後に下っ腹に力を入れる
  5.入浴で全身の血行を良く
 
  • お風呂でリラックスすると副交感神経が刺激され全身の血流が良くなります

 

 

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