149号2004年 2月号 の記事から

■インフルエンザとSARSの違いは?

年、受験シーズンになるとインフルエンザや流感が増えてしまいますね。今年は中国の広州市で、SARSの患者さんが発生しマスコミを騒がせました。昨年大発生した記憶は新しく、日本に上陸するのではと、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

では、このSARSは、どんな時に感染してしまうのでしょうか。
それは、SARS患者と接した医療関係者や同居の家族など、患者のせきを浴びたり、痰や体液等に直接触れるなどの濃厚な接触をした場合に感染し、2日〜7日、最大十日間程度の潜伏期間を経て発症します。潜伏期あるいは無症状期における他への感染力はありません。あったとしても極めて弱いと考えられています。
また、SARSコロナウイルスは、エタノール(アルコール)や漂白剤等の消毒で死滅します。現在のところ患者が触れた物品を通じてSARSが人へ感染する危険は小さいと考えられています。

SARSは、インフルエンザと症状が似ています。しかし、SARSの患者さんとの接触がなければ心配は入りません。疑われるのは、十日以内にSARSの流行地域から帰国するか、又は十日以内にSARS患者の痰や体液に触れる等の濃厚な接触があった方で、三十八度以上の発熱、せきまたは息切れ等の呼吸器症状がある方です。

本では、インフルエンザの方が確率高いですね。今年は、インフルエンザワクチンを接種したのに、罹ってしまった方も見られます。予防するには、ウイルスが口から入らないように、うがいと手洗いが効果的です。また、普段の体温が低い方は、免疫力が弱くて、何回も風邪やインフルエンザに罹ってしまうようです。今日の体温を測ってみましょう。もし、三十六度以下の方は要注意です。平熱を上げる生活習慣の改善が必要ですね。

それには、自律神経・特に交感神経を活発にさせる必要があります。

@一日おきに三十分以上のウォーキング。
A薄着・乾布まさつなどで、皮膚を鍛える
B身体を冷やす食品を少なめに、水分の取りすぎを控える
C漢方で身体の中から温める

さて、あなたの出来そうな事はどれでしょう。

 

 ●低体温になると → 体温が1度低下すると・・・  
  • 体内酵素の働きが50%低下
  • 免疫力が37%低下
  • 基礎代謝が12%低下
  • ガン細胞は低温35度を好む

 

 

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