152号2004年 5月号 の記事から

半年分もお薬出るの?

院へ通っていらっしゃる方々は、毎日お薬を服用する事が大切なお仕事の一つですね。最近、一回の診察で、2か月分などの沢山のお薬が処方される事が多くなって来ました。以前は、2週間分のお薬が一般的でしたね。国の法律が変わり、一部のお薬を除いて、原則制限なしと決まった事が背景にあります。つまり、何日分処方しても大丈夫になったのです。国では、病院に通院する回数が減ると、医療費全体が抑制されると言う狙いがあります。待ち時間の長い病院の患者さんの数が減れば、通院する人も楽になります。症状の安定している方にとっては、病院に通う回数が減った方が負担は少なくなります。

  しかし、症状の変化しやすい方にとっては、2ヶ月さっぱり検査も診察もない事は不安な場合も発生します。また、お薬の情報は常に新しくなります。例えば、何万人の方が飲んでいるお薬で、新たな副作用の可能性が、新聞などで報道される場合もあります。

  このような不安に、少しでも役に立ちたいとあなたの薬局のかかりつけ薬剤師は考えています。例えば、3か月分のお薬が処方された場合でも、1か月分づつ持参し、お薬がなくなったら、また薬局に立ち寄る事もできます。そうすれば、お薬は、常に新鮮な新しいお薬を飲むことが出来るし、身体の変化なども薬剤師に相談できます。それによって、簡単な検査も出来るし、緊急を要する場合は、すぐに医療機関に連絡して対処を考える事も出来ます。
  また、現在飲んでいるお薬に、新しい副作用の情報が入った場合、あなたのかかりつけ薬剤師は、その情報を急ぐ場合は、電話で連絡します。あるいは、次回の来店の際に、お知らせします。毎月、20品目以上のお薬に新しい情報が、薬局に厚生労働省から届いているのです。

  どうぞ安心してください。あなたの薬剤師は、つねにアンテナを張って必要な情報をお知らせします。

   

 

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あしかが薬局
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薬剤師 高橋善三 高橋美和

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