167号2005年 8月号 の記事から

ボケは生活習慣病?

「最近、人の名前が覚えられない。台所まで来たら、何を取りに来たら解らなくなった。」 などと感じたことはないですか。60歳を過ぎて、毎日をぼうっとした生活を過ごせば、大脳の老化は確実に進みます。生活習慣病は、血圧や糖尿病など身体の病気だけと思われがちですが、痴呆症(認知症)も生活習慣が大きな原因です。次の項目で思い当たることはありますか?

  1. 1日や1週間の計画を自発的に立てられない。
  2. 反応が遅く、動作がモタモタしている。
  3. 同じ事を繰り返し話したり、尋ねたりする。
  4. 無表情・無感動の傾向が見られる。
  5. ボンヤリしている事が多い。
  6. 根気が続かない。
  7. 発想が乏しく、画一的になる。
  8. 相手の意見を聞こうとしない。

以上のうち、4項目以上当てはまる人は、初期の認知症の可能性が大です。ここで注意が必要なことは、「アルツハイマー病」 と 「老人性認知症」 との違いです。アルツハイマー病は遺伝子に原因があり、40代からの発症する場合もあります。早期の発症の場合は2年くらいで言葉も忘れてしまいます。しかし、老人性の認知症の場合は、60代から始まり、原因のほとんどは、日がな一日家の中でボーッとしているぐーたらボケです。
  したがって、生活習慣を改善すれば、初期の認知症は改善します。
では、脳を活発にして楽しく健康に暮らすにはどうしたらいいでしょう。

生活上で大切なことは

  1. 生きがい・趣味を持つ積極的な生活
  2. 老若男女の交流の機会を増やしましょう。
  3. 毎日一定の仕事を必ずやりましょう。
  4. 毎日定期的な肉体運動をしましょう。
  5. 日記をつけましょう。
  6. 外出・旅行は進んでしましょう。

た、脳は右脳・左脳に分かれています。左脳は、主に仕事や勉強といった知的情報を処理するところです。また、右脳は芸術や趣味などの情緒的な情報を処理するところです。この感性を司る右脳を使えば使うほど、ボケは遠いものになっていきます。そこで、右脳を刺激訓練するには、「音楽・絵画・囲碁や将棋のゲーム・詩歌・川柳・詩吟・写真撮影・犬猫などの飼育など」 これらがとても効果的です。毎日を楽しんでいる人にボケは無縁です。

 核家族が進み、一人暮らしのお年寄りも増えています。一人でお話もしないと、どんどん脳の老化が進みます。ご家族やご近所の方との会話、そして、デイケアなどのサービスを上手に活用して脳を活性化したいものです。

 
●初期の段階で服用すると、進行を抑えることが出来るという報告が出ております。
 

 

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