171号2007年 9月号 の記事から

山形は水の都

形市内は、扇状地として多くの川が流れています。芋煮会で賑わう馬見ケ崎川、蔵王温泉から流れる須川、紅花で有名な高瀬川、山寺から流れる立谷川、全ての川は母なる川・最上川に注ぎます。
今回は、最も馴染みのある馬見ケ崎川の見所を上げてみましょう。馬見ケ崎川の両側の川岸は遊歩道になっています。東は、唐松観音・西は県立中央病院より先まで続いています。全長二十五キロ以上あり、朝のお散歩には十分過ぎますね。東の唐松橋から、浄水場までは、釈迦堂河畔公園(せせらぎ公園)に整備され、週末は水遊びをする親子連れやキャンプをする若者達で賑わいます。この浄水場は、山形五堰のスタート地点で、ここから市内の水路へ水が流れていきます。山形を都市設計した昔の人は、水を何より大切に考えていたのでしょう。

  唐松橋から上流へ向うと、唐松観音が目に飛び込んできます。京都の清水寺を思わせる荘厳な作りが、岩肌にヘバリついています。この唐松観音のいわれを読むと、この地で炭焼きをしていた藤太が京都のお姫様といっしょになり、息子三人に恵まれたとか。その当時、宝沢はその名の通り、金が採れ、息子三人は、その金を京都まで行商に行っていたそうです。藤太夫妻は八十二歳まで長生きし、今では、下宝沢の住吉神社に祭られています。その地域の昔話はいろいろあるんですね。

  唐松観音の少し上流に、時計台のある東沢小学校があります。この地域は、ボランティアの協力で河川敷が公園のようにきれいに整備されており、これからは、蔵王の山並みをバックにコスモスがきれいに咲き乱れるでしょう。さらに六キロほど上流へ行くと、「ほたるの学校」の提灯が見えて来ます。ここは、やはり地域の方々が、ほたるの保護地域を守っておられます。七月十日頃からほたるは飛び始めます。二十日頃にピークを迎え、七月いっぱい楽しめます。この時期は、保護地域に詰め所が設けられ、地域の方々が交代で見守っています。電気も何もない真っ暗な所に飛び回るほたるは、本当に幻想的です。一度夜のハイキングにいかがでしょうか。そこから四キロほど山道を登ると、蔵王ダムに到着します。今年は、少々水が少ないですが、出水口から飛び出す水しぶきは、人工的な虹となっています。ここまで来ると、やっと来たなと言う充実感があります。実は私、ここまで自転車でチャレンジしてみました。かなりハードですが、いい運動です。現在、満腹に食べながら三キロ減量中です。


 

 

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