176号2008年 4月号 の記事から

後発薬品(ジェネリック)ってご存知ですか?

月から、病院や薬局の窓口での、一部負担金が変わります。医療費全体では、0.82%の上昇ですので、一割負担の方は、ほとんど変わらない負担額かもしれません。しかし、三割負担の方には、高く感じる方が多いのではないでしょうか。これは、今後、お年寄りが増えて、医療費の増加が予想され、このまま国民皆保険を維持して行くには、最低限必要な改定内容です。
薬局での大きな項目としては、

@ 在宅医療の充実
A 後発医薬品の使用促進
B 後期高齢者医療制度の開始などが挙げられます。

@ については、病院に入院すると医療費が高く必要なので、入院期間は短くなり自宅での療養が主流になります。ガンの末期の方や、寝たきりの方も自宅での療養が進みます。そんな時、希望があれば、薬剤師はご自宅まで訪問し、お薬を飲みやすい形にまとめたり、ご相談に乗ることも出来ます。

A については、新しい医薬品が特許を申請してからその有効期間が切れるまで約8年となっています。特許が切れると、他のメーカーも製造出来るようになります。研究開発費がかかっていないので、値段が安く設定されています。有効成分は、同等と試験結果が出ていますが、一部の添加物は製造メーカーによって異なります。また、症状のある方での臨床試験は行っていないので、効果が同等なのかは今後のデータの蓄積で判明するでしょう。しかし、安いのは間違いありませんので、薬局で希望すれば、後発品の医薬品へ変更することが出来ます。

B については、窓口での負担率はかわりませんが、75歳以上の方は全員保険料を支払うことになります。年金からの天引きとなりますが、今まで扶養者などで保険料を負担しなかった方は、初めての経験になるかもしれません。また、高齢の方は、複数の病院や医療機関へ通院している方が多いですね。たとえば、高血圧で近所の内科・腰痛で整形外科・かすみ眼で眼科などに通院しているケースがあります。その時、お薬をみんな同時に飲んでも大丈夫かな?と疑問に思ったことはないですか。
そこで、飲み合わせをチェックする意味で、「お薬手帳」をみなさん持ち歩きましょう!もし、「お薬手帳」を2冊以上持っている場合は、一冊にまとめましょう。そうすれば今どんなお薬を飲んでいるか一目瞭然ですね。


 

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薬剤師 高橋善三 高橋美和

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