180号2008年 8月号 の記事から

石油のなくなる日はいつでしょう?

爺湖サミットも終了し、最大の課題である「地球温暖化」の問題も、先行き不透明なままになりました。現在、原油をもっとも消費し、二酸化炭素をばらまいているのがアメリカです。それを追いかける形で、中国やインドが原油の消費量を飛躍的に伸ばし、地球温暖化に拍車をかけています。ヨーロッパや日本は、それらの国から比較すれば、桁違いに消費量は少なくて、省エネも進んでいます。したがって、地球温暖化の進行を遅らせるには、アメリカ・中国・インドの数値目標が必要です。

オートメーション

  しかし、化石エネルギーである石油は、人間の便利さを求める欲求から、必ず底をつきます。なくなる事はわかっているのです。石油に代わる代替えエネルギーは研究されていますが、石油に代わるだけのエネルギー量は、難しいと専門家は言っております。
と言う事は、近い将来、現在のような石油依存の便利な生活は不可能になると言う事です。

  夏は一日中エアコンを点けて温度を一定にし、東京へ行く時は、正確な時刻に到着する新幹線に乗る。スーパーに行けば、いつでも欲しいものが手に入る。そんな生活が当たり前になっていますね。しかし、これらはすべて、石油と言うエネルギーに支えられて初めて実現する事なのです。

  石油が無くなれば、今の生活が不可能になり世界中が不幸になるでしょうか?けっしてそんな事はありません。みんなが同じように不便になれば、不便を感じなくなるのです。現在は、便利さに慣れ過ぎてしまって、食べ過ぎ・運動不足・物を大切にしない生活です。車に頼り過ぎ、世の中複雑になり過ぎた結果、交通事故による死亡者や自殺者は、過去にない記録になっています。
これから迎える近未来は、便利さはなくなるものの、心の豊かさを見直すチャンスかもしれません。不便さに慣れるまでが大変ですが、今のうちから、自力で歩く・自転車に乗る・自分の健康は自分で守る、そんな努力が大切になって来ます。

  今日から出来る事を、いっしょに考えてみませんか。


エアコン

 

 


 

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