192号2015年 12月号 の記事から

■ためしてガッテン!健康相談会

 11月26日、第2回目の「健康相談会」を開催しました。この日の話題は、「足・腰の痛みの予防について」理学療法士の、赤塚 清矢さんをお招きしました。

 参加してくださった皆さん、それぞれ身体の悩みをお持ちで、それらを少しでも改善できればと、真剣なまなざしで、赤塚さんのお話を聞いています。実際に、みんなで身体を動かすと、関節や筋肉の硬さを実感。赤塚さんは、無理なく毎日ご自宅で出来るストレッチや体操を、丁寧に教えてくださいました。

 中でも、花笠音頭に合わせての「しゃんしゃん体操」は、赤塚さんが中心になって考案された、介護予防の全身体操です。毎日楽しく続ければ痛みの改善に効果間違いなし。

 「全国高齢者20年後の追跡調査」秋山 弘子氏によると、10年後には、日本人女性の平均寿命は、90歳を超える。しかし、自立して生活できる人は、1%以下と言う恐ろしい結果が出た。つまり、99%の方が介護が必要と言う時代が、目の前に迫っている。

 その内容を見ると、60歳を過ぎた頃から、肥満や運動不足が原因の生活習慣病を発症する。閉経後の骨そしょう症が原因で、骨折する頻度が増加し、70歳台から、急激に自立生活できる比率が減少し、90歳台には、ほとんどの方が一人では生活できない状態になってしまう。

 

【 10年後の平均寿命90歳 自立で動ける人 1% 】

 10年後の超高齢化社会に、寝たきりにならないためにはどうしたらいいのでしょう?
現在の生活環境や生活習慣を考えると、買い物や用足しで近所のコンビニや郊外のショッピングセンターへ行くには、ほとんどの方が車を利用している。少し前は、近所の商店街や路面店に、徒歩や自転車で買い物に行っていたものである。つまり運動量は激減している。

 筑波大学院 久野 譜也先生によると、10年後寝たきりにならないためには、次の二つを実行すれば人生が変わると報告されている。

@ 週に3回の筋トレ

具体的には、1回に5分程度、だれでも出来る体操をゆっくり。私も毎日続けていますのでお気軽にお声をかけてください。

A 1日平均8千歩のウォーキング

日常の家事やお仕事で動き回る事も大切な運動になっています。わざわざお散歩に行かなくても3千〜4千歩は、だれでも動いています。それに加えて、お買い物や用足しのために外に出れば、8千歩も無理ではありません。
また、平均ですので、歩かない日もあれば、休みの日に、ちょっと多めにお散歩しても有効です。

無理のない方法を継続する事が大切です。

 (参加費無料)山形県委託事業

 
 

 

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