効果めきめきウォーキング

９３号≪1999年 ７月号の記事から≫

■効果めきめきウォーキング！

６月５日と６日に、ウォーキング教室を開催しました。庄司先生のお話しはとても効果的な内容でしたのでご紹介いたします。

①効果的で美しい歩きかたとは、

上体は伸ばし、背筋を伸ばす。（図１）のように、上体が釣り下げられた様な姿勢で、胸が前に引かれるイメージで歩く。

ひざやかかとをまっすぐに踏み出す。がに又や、内又は、１歩の歩幅が短くなりロスの多い歩きになります。

リラックスして腕を振る。スピードが増せば、自然と腕は内側に振る様になります。

自分の歩くフォームを点検するには、お店のショーウィンドーに写る自分の姿を見たり、太陽が出ている時は自分の影を点検するのも効果的だそうです。

②健康作りに効果的なスピードは？

歩く早さは、人それぞれです。お買い物をしながらブラブラ歩く早さはノロノロ歩き、競歩する選手のスピードは、自転車より早いペースです。健康作りに効果的で、身体に無理のかからないスピードは、時速５から６キロだそうです。つまり、１分間に百メートル前後のスピードがベストです。

試しに、普段歩いているペースで百メートルを何秒で歩いているか測ってみましょう。それによって、あなたの歩く分速が解り、その６０倍が時速になります。自分の歩くペースをつかんだら、今度は、歩く時間です。最低でも三十分、出来たら六十分は、連続して歩くことが効果的です。また、最初の１０分は、ゆっくりしたペースで準備運動の歩き、しだいにスピードを上げて、時速５－６キロまで加速し、最後の１０分は、再びゆっくりしたペースに落とし、クーリングダウン。このペース配分が、身体にも無理がかからず、身体の脂肪も燃えてくれます。

また、歩くコースをその日の体調や気分で変えて見ると、周りの風景も新鮮で楽しく歩けます。自分の歩くスピードが解っていますので、所要時間を測れば、あなたのコースが何キロなのかも正確に解りますね。一言でウォーキングと言っても、奥は深く毎日続ければ続けるほど、自分のウォーキングが磨かれていくそうです。次の企画をお楽しみに。

あしかが薬局
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薬剤師高橋善三高橋美和

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